バーチャル展示 あの頃の日本~昭和編~
2023.2.8.
バーチャル展示 あの頃の日本~昭和編~
「昭和レトロ」ブーム到来中?
知っているようで知らない昭和時代のあれこれ
知っているようで知らない昭和時代のあれこれ
大正時代が終わり、1926年12月25日から昭和時代が始まりました。
何と、昭和は外国の元号を含めて最も長く続いた元号であり、
歴史上60年以上続いた元号はこの昭和と中国の清国の元号しかありません。
長く続いた分、昭和時代には様々な事がありました。
今月のバーチャル展示では、そんな激動の時代昭和に関する本を集めてみました。
最近はテレビ番組等でも昭和時代が取り上げられる機会が増えています。
これを機に、知っているようであんまり知らない、昭和時代に触れてみませんか?
昭和の歴史に関する本
1929年(昭和4年)の世界大恐慌、1931年(昭和6年)の満州事変、翌1932年(昭和7年)の五・一五事件など、昭和という時代は初期の頃から波乱続きでした。
1939年(昭和14年)には第二次世界大戦が開戦し、日本も戦禍に飛び込んでいきました。
敗戦後は東海道新幹線の開通や東京オリンピック開催など、神武景気とも称される好景気を迎えます。
ここではそんな激動の時代とも呼べる昭和時代の歴史に関する本を集めてみました。
この機会に日本の近代史について理解を深めてみませんか?
昭和の歴史に関する本
タイトル | 著者 | 出版社 | 出版年 |
---|---|---|---|
世界大恐慌 : 1929年に何がおこったか | 秋元英一 | 講談社 | 2009年 |
満州事変 | 島田俊彦 | 講談社 | 2010年 |
オリンピック返上と満州事変 | 梶原英之 | 海鳴社 | 2009年 |
太平洋戦争 | 毎日新聞社 | 毎日新聞出版 | 2010年 |
戦う広告 : 雑誌広告に見るアジア太平洋戦争 | 若林宣 | 小学館 | 2008年 |
日米開戦への道 : 避戦への九つの選択肢 上・下 | 大杉一雄 | 講談社 | 2008年 |
二・二六事件 : 青年将校の意識と心理 | 須崎愼一 | 吉川弘文館 | 2003年 |
高度成長 : 昭和が燃えたもう一つの戦争 | 保阪正康 | 朝日新聞出版 | 2013年 |
戦前昭和の社会 : 1926-1945 | 井上寿一 | 講談社 | 2011年 |
激動昭和と浜口雄幸 | 川田稔 | 吉川弘文館 | 2004年 |
昭和を騒がせた漢字たち : 当用漢字の事件簿 | 円満字二郎 | 吉川弘文館 | 2007年 |
昭和天皇側近たちの戦争 | 茶谷誠一 | 吉川弘文館 | 2010年 |
「国民歌」を唱和した時代 : 昭和の大衆歌謡 | 戸ノ下達也 | 吉川弘文館 | 2010年 |
昭和天皇と戦争の世紀 | 加藤陽子 | 講談社 | 2011年 |
帝国の昭和 | 有馬学 | 講談社 | 2010年 |
ザ・歴史トリビア : 明治・大正・昭和のへぇ~100連発 | 西沢教夫 | 広済堂出版 | 2004年 |
昭和史, 上 | 中村隆英 | 東洋経済新報社 | 2012年 |
昭和史, 下 | 中村隆英 | 東洋経済新報社 | 2012年 |
対論・異色昭和史 | 鶴見俊輔, 上坂冬子 | PHP研究所 | 2009年 |
「昭和」を点検する | 保阪正康, 半藤一利 | PHP研究所 | 2009年 |
女たちが経験したこと : 昭和女性史三部作 | 上坂冬子 | 中央公論新社 | 2000年 |
昭和天皇 : 「理性の君主」の孤独 | 古川隆久 | 中央公論新社 | 2011年 |
地ひらく : 石原莞爾と昭和の夢 | 福田和也 | 文藝春秋 | 2001年 |
吉田茂と昭和史 | 井上寿一 | 講談社 | 2009年 |
昭和の暮らしや文化に関する本
日本は戦後復興を経て、大きく成長していきます。
1964年(昭和39年)の東京オリンピック、テレビの放送、東京タワーの完成など、
様々な方面で発展し、庶民の生活にも豊かさが流れ込んで高度経済成長も始まりました。
ここではそんな昭和を生きた人々の暮らしや文化を知ることの出来る本を集めてみました!
昭和の暮らしや文化に関する本
昭和のベストセラー本
大正15年頃から昭和5年にかけて、日本では円本ブームが起こりました。
円本とは、1冊1円で予約を受け付け、毎月1回配本するという新しい形式で販売された書籍のことで、
当時の1冊1円はこれまでの書籍に比べ非常に廉価で、出版社の予想をはるかに上回る何十万冊という申し込みがあったそうです。
円本の普及は読書文化の大衆化を促進し、日本の読書人口を急増させ、大衆娯楽誌などの売り上げにも繋がっていきます。
ここでは、そんな昭和時代に多くの人に読まれたベストセラー本を一覧にしてみました。
意外にも、聞いたことのある作品や読んだことのある作品が多いかもしれません。
※2号館所蔵の図書の利用は本学学生・本学教職員のみとなります。
昭和のベストセラー本 昭和元年~昭和20年編
タイトル | 著者 | 出版社 | 出版年 |
---|---|---|---|
蟹工船 | 小林多喜二 | 岩波書店 | 2003年 |
放浪記(林芙美子集, 22) | 林芙美子 | 新潮社 | 1971年 |
敵中横断三百里(山中峯太郎集) | 山中峯太郎 [著] ; 尾崎秀樹編 | 三一書房 | 1991年 |
夜明け前(島崎藤村 : 1872-1943) | 島崎藤村 | 筑摩書房 | 1993年 |
春琴抄(谷崎潤一郎 : 1886-1965) | 谷崎潤一郎 | 筑摩書房 | 1991年 |
真実一路(山本有三集, 11) | 山本有三 | 新潮社 | 1969年 |
怪人二十面相 | 江戸川乱歩 | ポプラ社 | 2008年 |
いのちの初夜 | 北條民雄 | 勉誠出版 | 2010年 |
雪国 | 川端康成 | 新潮社 | 1987年 |
濹東綺譚(永井荷風 : 1879-1959) | 永井荷風 | 筑摩書房 | 1992年 |
暗夜行路(志賀直哉集, 31) | 志賀直哉 [著] ; 進藤純孝解説 ; 遠藤祐注釈 | 角川書店 | 1971年 |
風と共に去りぬ | ミッチェル[著]/大久保康雄, 竹内道之助訳 | 集英社 | 1978年 |
キュリー夫人伝 | エーヴ・キュリー著 ; 川口篤 [ほか] 共訳 | 白水社 | 1968年 |
新々訳源氏物語 | [紫式部著]/谷崎潤一郎訳 | 中央公論社 | 1970年 |
如何なる星の下に(高見順集, 32) | 高見順 | 新潮社 | 1973年 |
昭和のベストセラー本 昭和20年~昭和34年編
タイトル | 著者 | 出版社 | 出版年 |
---|---|---|---|
腕くらべ(永井荷風集, 5) | 永井荷風 | 新潮社 | 1973年 |
嘔吐 : 新訳 | ジャン‐ポール・サルトル著 ; 鈴木道彦訳 | 人文書院 | 2010年 |
斜陽 | 太宰治 | 新潮社 | 1979年 |
罪と罰 | ドストエーフスキイ [著] ; 米川正夫訳 | 河出書房新社 | 1969年 |
女の一生 | モーパッサン著 ; 永田千奈訳 | 光文社 | 2011年 |
若きヴェルテルの悩み | ゲーテ[著] ; 柴田翔[ほか]訳 | 集英社 | 1979年 |
チャタレイ夫人の恋人 | D.H.ロレンス[著] ; 伊藤整訳 | 集英社 | 1977年 |
裸者と死者 | ノーマン・メイラー著 ; 山西英一訳 | 新潮社 | 1969年 |
新・平家物語 | 吉川英治 | 講談社 | 1971年 |
アンネの日記 | アンネ・フランク著 ; 深町眞理子訳 | 文藝春秋 | 1994年 |
太陽の季節 | 石原慎太郎 | 新潮社 | 2000年 |
夜と霧 | ヴィクトール・E.フランクル [著] ; 池田香代子訳 | みすず書房 | 2002年 |
昭和のベストセラー本 昭和35年~昭和64年編
タイトル | 著者 | 出版社 | 出版年 |
---|---|---|---|
砂の器 | 松本清張 | 新潮社 | 1990年 |
白い巨塔 | 山崎豊子 | 新潮社 | 2002年 |
氷点 | 三浦綾子 | 角川書店 | 1982年 |
竜馬がゆく | 司馬遼太郎 | 文藝春秋 | 1998年 |
日本人とユダヤ人 | イザヤ・ベンダサン | 角川書店 | 1971年 |
日本沈没 | 小松左京 | 小学館 | 2006年 |
ぐうたら人間学 | 遠藤周作 | 講談社 | 1976年 |
限りなく透明に近いブルー | 村上龍 | 講談社 | 1978年 |
探偵物語 | 赤川次郎 | 角川書店 | 1984年 |
サラダ記念日 : 俵万智歌集 | 俵万智 | 河出書房新社 | 1987年 |
Tugumi (つぐみ) | 吉本ばなな | 中央公論社 | 1989年 |
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