バーチャル展示 戦後80年-戦争を知り、平和な未来を考える-

2025.8.6

バーチャル展示 戦後80年-戦争を知り、平和な未来を考える-


令和7(2025)年は、戦後80年の節目の年

今年は昭和100年目、そして戦後から80年目を迎えます。
「戦後」とは、
日本国内では一般的に第二次世界大戦(太平洋戦争)が終戦した1945年からを指します。
80年が経って戦争を体験した方は少なくなり、その言葉を直接伺える機会は減ってきています。
“80年前”なんて聞くと、遠い昔の話、今の日本は平和だから大丈夫と思うかもしれません。
しかし、ウクライナ、ガザなど世界では戦争状態にある地域もあります。

戦争の惨禍に改めて目を向け、その歴史から平和な未来を考えてみませんか。

第二次世界大戦(太平洋戦争)について知る


第二次世界大戦(太平洋戦争)に関する本

タイトル著者出版社出版年
語り遺す戦場のリアル共同通信「戦争証言」取材班編岩波書店2016年
「昭和天皇実録」にみる開戦と終戦半藤一利著岩波書店2015年
鼠島 : 10歳の空襲体験記, 新装第2版楠山雅彦著牧歌舎, 星雲社 (発売)2015年
中立国の戦い : スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標, : 新装版飯山幸伸著光人社2014年
ぼくは戦争は大きらい : やなせたかしの平和への思いやなせたかし著小学館クリエイティブ, 小学館 (発売)2013年
彫刻と戦争の近代平瀬礼太著吉川弘文館2013年
写真でみる女性と戦争ブレンダ・ラルフ・ルイス著/松尾恭子訳原書房2013年
人間と戦争 : 一学徒兵の思想史荘子邦雄著荘子邦雄, 朝日新聞出版 (発売)2013年
首都防空網と「空都」多摩鈴木芳行著吉川弘文館2012年
誰も知らなかったココ・シャネルハル・ヴォーン著/赤根洋子訳文藝春秋2012年
残留日本兵 : アジアに生きた一万人の戦後林英一著中央公論新社2012年
戦争の記憶をどう継承するのか : 広島・長崎・沖縄からの提言沖縄大学地域研究所編芙蓉書房出版2012年
未来に語り継ぐ戦争東京新聞社会部編岩波書店2012年
新聞統合 : 戦時期におけるメディアと国家里見脩著勁草書房2011年
真珠湾を語る : 歴史・記憶・教育矢口祐人, 森茂岳雄, 中山京子編東京大学出版会2011年
国家と歴史 : 戦後日本の歴史問題波多野澄雄著中央公論新社2011年
ノルマンディー上陸作戦1944, 上アントニー・ビーヴァー著/平賀秀明訳白水社2011年
ノルマンディー上陸作戦1944, 下アントニー・ビーヴァー著/平賀秀明訳白水社2011年
看護婦たちの南方戦線 : 帝国の落日を背負って大谷渡著東方出版2011年
昭和天皇と戦争の世紀加藤陽子著講談社2011年
昭和天皇伝伊藤之雄著文芸春秋2011年
アニメとプロパガンダ : 第二次大戦期の映画と政治セバスチャン・ロファ著/古永真一, 中島万紀子, 原正人訳法政大学出版局2011年
若き特攻隊員と太平洋戦争 : その手記と群像森岡清美著吉川弘文館2011年
新聞と戦争, 上朝日新聞「新聞と戦争」取材班著朝日新聞出版2011年
新聞と戦争, 下朝日新聞「新聞と戦争」取材班著朝日新聞出版2011年
ヒトラーの最期 : ソ連軍女性通訳の回想エレーナ・ルジェフスカヤ著/松本幸重訳白水社2011年
第二次世界大戦の起源A.J.P.テイラー [著]/吉田輝夫訳講談社2011年
骨の戦世 (イクサユ) : フォト・ドキュメント : 65年目の沖縄戦比嘉豊光, 西谷修編岩波書店2010年
硫黄島栗林中将の最期梯久美子著文藝春秋2010年
沖縄戦が問うもの林博史著大月書店2010年
昭和天皇側近たちの戦争茶谷誠一著吉川弘文館2010年
焦土からの出発 : 東京の記憶田中哲男編著東京新聞出版部2010年
富・戦争・叡智 : 株の先見力に学べバートン・ビッグス著/望月衛訳日本経済新聞出版社2010年
大佛次郎の「大東亜戦争」小川和也著講談社2009年
組織は合理的に失敗する : 日本陸軍に学ぶ不条理のメカニズム菊澤研宗著日本経済新聞出版社2009年
沖縄戦強制された「集団自決」林博史著吉川弘文館2009年
総力戦と音楽文化 : 音と声の戦争戸ノ下達也, 長木誠司編著青弓社2008年
ペリリュー・沖縄戦記ユージン・B・スレッジ [著]/伊藤真, 曽田和子訳講談社2008年
戦う広告 : 雑誌広告に見るアジア太平洋戦争若林宣著小学館2008年
地獄の日本兵 : ニューギニア戦線の真相飯田進著新潮社2008年
二つの独裁の犠牲者 : ヒトラーとスターリンの思うままに迫害された…数百万人の過酷な運命パーヴェル・ポリャーン著/長勢了治訳原書房2008年
証言沖縄「集団自決」 : 慶良間諸島で何が起きたか謝花直美著岩波書店2008年
日米決戦下の格差と平等 : 銃後信州の食糧・疎開板垣邦子著吉川弘文館2008年
日米開戦への道 : 避戦への九つの選択肢, 上大杉一雄 [著]講談社2008年
日米開戦への道 : 避戦への九つの選択肢, 下大杉一雄 [著]講談社2008年
日本のいちばん長い夏半藤一利編文藝春秋2007年
あの戦争から遠く離れて : 私につながる歴史をたどる旅城戸久枝著エビデンス・コーポレーション情報センター出版局2007年
戦艦大和 : 生還者たちの証言から栗原俊雄著岩波書店2007年
ドイツは過去とどう向き合ってきたか熊谷徹著高文研2007年
陸軍特攻・振武寮 : 生還者の収容施設林えいだい著東方出版2007年
十七歳の硫黄島秋草鶴次著文藝春秋2006年
特攻とは何か森史朗著文藝春秋2006年
支配と暴力[倉沢愛子ほか執筆]岩波書店2006年
戦場の諸相[吉田裕ほか執筆]岩波書店2006年
帝国の戦争経験[杉原達ほか執筆]岩波書店2006年
動員・抵抗・翼賛[テッサ・モーリス-スズキほか執筆]岩波書店2006年
戦争の政治学吉田裕 [ほか] 執筆岩波書店2005年
なぜ、いまアジア・太平洋戦争か成田龍一 [ほか] 執筆岩波書店2005年
テレビは戦争をどう描いてきたか : 映像と記憶のアーカイブス桜井均著岩波書店2005年
国民の「戦争体験」と教育の「戦争責任」 : 学習・研究のための序説柿沼肇著近代文芸社2005年
子どもたちの8月15日岩波新書編集部編岩波書店社2005年
八月十五日の神話 : 終戦記念日のメディア学佐藤卓己著筑摩書房2005年
焼跡のグラフィズム : 「FRONT」から「週刊サンニュース」へ多川精一著平凡社2005年
ビエルスキ・ブラザーズ : 無名の三兄弟が演じた奇跡のユダヤ人救出劇ピーター・ダフィ著/赤根洋子訳ソニー・マガジンズ2005年
娘と話すアウシュヴィッツってなに?アネット・ヴィヴィオルカ著/山本規雄訳現代企画室2004年
米国のメディアと戦時検閲 : 第二次世界大戦における勝利の秘密マイケル・S. スウィーニィ著/土屋礼子, 松永寛明訳法政大学出版局2004年
昭和天皇「謝罪詔勅草稿」の発見加藤恭子著文藝春秋2003年
検証人体実験 : 731部隊・ナチ医学小俣和一郎著第三文明社2003年
ヨーロッパの略奪 : ナチス・ドイツ占領下における美術品の運命リン・H・ニコラス著/高橋早苗訳白水社2002年
ナチスになったユダヤ人マイケル・スケイキン著/小澤静枝訳DHC2002年
第二次世界大戦サイモン・アダムズ著/アンディ・クロフォード写真同朋舎, 角川書店 (発売)2002年
昭和天皇の終戦史吉田裕著岩波書店1992年


原子爆弾について知る




1967年(昭和42年)12月11日に行われた衆議院予算委員会において、佐藤総理の答弁が以下の内容となっております。

核は保有しない、核は製造もしない、核を持ち込まないというこの核に対する三原則、
その平和憲法のもと、この核に対する三原則のもと、
そのもとにおいて日本の安全はどうしたらいいのか、これが私に課せられた責任でございます。
(外務省HPより)

日本は原子爆弾を投下された唯一の国です。
核兵器とは何か、どれほどの被害があったのか、また、その影響がどれぐらい続くのかについて知り、
「核に対する三原則」ができた経緯について、理解を深めてみませんか?

原子爆弾に関する本

タイトル著者出版社出版年
核のない未来を! : ヒロシマから世界へ 届けよう核被害者の声を! : 世界核被害者フォーラム報告記録集&追録 : グローバル危機の時代に問い直す森瀧春子, 田室武勝責任編集世界核被害者フォーラム実行委員会2020年
原爆を落とした男たち : マッド・サイエンティストとトルーマン大統領本多巍耀著芙蓉書房出版2015年
核エネルギー言説の戦後史1945-1960 : 「被爆の記憶」と「原子力の夢」山本昭宏著人文書院2012年
被爆を生きて : 作品と生涯を語る林京子 [述]/島村輝聞き手岩波書店2011年
原爆と検閲 : アメリカ人記者たちが見た広島・長崎繁沢敦子著中央公論新社2010年
長崎原爆記 : 被爆医師の証言秋月辰一郎著日本ブックエース, 日本図書センター (発売)2010年
爆撃ハワード・ジン著/岸本和世, 荒井雅子訳岩波書店2010年
花の命は短かくて : 原爆乙女の手記小島順編日本ブックエース, 日本図書センター (発売)2010年
ヒロシマ : 絶後の記録小倉豊文著日本ブックエース, 日本図書センター (発売)2010年
広島・長崎への原爆投下再考 : 日米の視点木村朗, ピーター・カズニック著/乗松聡子訳法律文化社2010年
ヒロシマ日記蜂谷道彦著日本ブックエース, 日本図書センター (発売)2010年
星は見ている : 全滅した広島一中一年生父母の手記集秋田正之編日本ブックエース, 日本図書センター (発売)2010年
アメリカの歴史教科書が描く「戦争と原爆投下」 : 覇権国家の「国家戦略」教育渡邉稔著明成社2007年
沈黙のヒロシマ/Silent Hiroshima仲川文江, 尾崎孝著/Akemi Wegmuller訳文理閣2007年
いしぶみ : 広島二中一年生全滅の記録, 改訂新版広島テレビ放送編ポプラ社2005年
海のむこうのヒロシマ・ナガサキ : 韓国被爆者たちの歳月太田康男著麦秋社2005年
カウントダウン・ヒロシマスティーヴン・ウォーカー著/横山啓明訳早川書房2005年
原爆写真ノーモアヒロシマ・ナガサキ黒古一夫, 清水博義編/James Dorsey訳日本図書センター2005年
新藤兼人・原爆を撮る新藤兼人著新日本出版社2005年
チンチン電車と女学生 : 1945年8月6日・ヒロシマ堀川惠子, 小笠原信之著日本評論社2005年
ヒロシマから問う : 平和記念資料館の「対話ノート」「対話ノート」編集委員会編/安斎育郎監修/藤田明史, アンソニー・ガイスト英訳かもがわ出版2005年
爆撃機ロンサムレディー号 : 被爆死したアメリカ兵トーマス・C.カートライト著/森重昭訳日本放送出版協会2004年
ヒロシマを生きのびて : 被爆医師の戦後史肥田舜太郎著あけび書房2004年
報復ではなく和解を : いま、ヒロシマから世界へ秋葉忠利著岩波書店2004年
燐が燃えたまちヒロシマ : 被爆60周年によせて佐藤光雄著/阿部芳郎編本の泉社2004年
なみだのファインダー : 広島原爆被災カメラマン松重美人の1945.8.6の記録松重美人著/柏原知子監修ぎょうせい2003年
ヒロシマ, 増補版ジョン・ハーシー著/石川欣一, 谷本清, 明田川融訳法政大学出版局2003年
ヒロシマ : 壁に残された伝言井上恭介著集英社2003年
広島原爆 : 8時15分投下の意味諏訪澄著原書房2003年
ヒロシマはどう記録されたか : NHKと中国新聞の原爆報道NHK出版編日本放送出版協会2003年
「爆心地」の芸術椹木野衣著晶文社2002年
[デューティ] : わが父、そして原爆を落とした男の物語ボブ・グリーン著/山本光伸訳光文社2001年
女たちが経験したこと : 昭和女性史三部作上坂冬子著中央公論新社2000年
私はヒロシマ、ナガサキに原爆を投下したチャールズ・W.スウィーニー著/James A.Antonucci, Marion K.Antonucci [著]/黒田剛訳原書房2000年
拒絶された原爆展 : 歴史のなかの「エノラ・ゲイ」マーティン・ハーウィット [著]/渡会和子, 原純夫訳みすず書房1997年
ジャック・アタリの核という幻想ジャック・アタリ著/磯村尚徳監訳/後藤淳一訳原書房1996年
アメリカはなぜ日本に原爆を投下したのかロナルド・タカキ著/山岡洋一訳草思社1995年
原爆を見た聞こえない人々 : 長崎からの手話証言長崎県ろうあ福祉協会, 全国手話通訳問題研究会長崎支部編集文理閣1995年
継続する悲劇 日本図書センター1993年
惨禍の傷跡 日本図書センター1993年
絶後の意志 日本図書センター1993年
ナガサキ 日本図書センター1993年
被爆の実相 日本図書センター1993年
ヒロシマ 日本図書センター1993年
ヒロシマ・ナガサキを世界へ : 被爆医師の反核語り部世界行脚肥田舜太郎著あけび書房1991年
ヒロシマ・死者たちの声石川逸子著径書房1990年
長崎市長のことば本島等[著]岩波書店1989年
写真集原爆をみつめる : 1945年広島・長崎飯島宗一, 相原秀次編岩波書店1981年

平和とは



前にも述べたように、戦争を体験した方々から、直接話を聞く機会は少なくなっていますが、
戦争の悲劇を風化させず、記録として語り継いでいくことが平和につながるのではないでしょうか。

世界では、今もどこかで戦争が起きています。

一人一人が相手の考えに寄り添い、思いやりの心で話し合い、
周りの人たちのために、ほんの少し行動する。
結果的に分かり合えなくても、互いに分かり合うために努力し、
また、一定の距離を置くということも、ひとつの方法です。

“平和”とはどのようなものか、改めて考えてみませんか?

平和に関する本

タイトル著者出版社出版年
「戦争への道」ではなく「平和への道」を進もう : 神話の呪縛を解く : のぶ爺さんの子と孫への話高橋信敏著清風堂書店2023年
アジアの平和とガバナンス広島市立大学広島平和研究所編有信堂高文社2022年
へいわとせんそうたにかわしゅんたろう文/Noritake絵ブロンズ新社2019年
平和国家のアイデンティティ酒井哲哉編岩波書店2016年
へいわってすてきだね安里有生詩/長谷川義史画ブロンズ新社2014年
学生のためのピース・ノート堀芳枝, 上村英明, 高橋清貴編御茶の水書房2013年
平和主義とは何か : 政治哲学で考える戦争と平和松元雅和著中央公論新社2013年
紛争と文化外交 : 平和構築を支える文化の力福島安紀子著慶應義塾大学出版会2012年
職業は武装解除瀬谷ルミ子著朝日新聞出版2011年
ピカッ!ドン!!はもうやめて!!! : 世界中を平和な笑顔でいっぱいにしたい久野登久子文 : 佐藤八重子絵フレーベル館2010年
平和と和解の思想をたずねて平和と和解の研究センター [ほか] 編著大月書店2010年
新編平和のリアリズム藤原帰一著岩波書店2010年
平和学を学ぶ人のために君島東彦編世界思想社2009年
平和構築 : アフガン、東ティモールの現場から東大作著岩波書店2009年
心をゆさぶる平和へのメッセージ : なぜ、村上春樹はエルサレム賞を受賞したのか?大胡田若葉, 早川誓子編集・翻訳協力ゴマブックス2009年
9条世界会議の記録「9条世界会議」日本実行委員会編大月書店2008年
非暴力 : 武器を持たない闘士たちマーク・カーランスキー著/小林朋則訳ランダムハウス講談社2007年
普通の国になりましょうC・ダグラス・ラミス著大月書店2007年
軟弱者の戦争論 : 憲法九条をとことん考えなおしてみました。由紀草一著PHP研究所2006年
憲法九条を世界遺産に太田光, 中沢新一著集英社2006年
この日、集合。 : 「独話」と「鼎談」井上ひさし [ほか] 著金曜日2006年
この国が好き鎌田實文/木内達朗絵マガジンハウス2006年
いま平和とは : 人権と人道をめぐる9話最上敏樹著岩波書店2006年
憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言井筒和幸 [ほか著]岩波書店2005年
あなたの手で平和を! : 31のメッセージフレドリック ヘッファメール編/大庭里美, 阿部純子訳日本評論社2005年
国境なきアーティストエクトル・シエラ著子どもの未来社2005年
戦争と平和の政治学纐纈厚著北樹出版2005年
平和のリアリズム藤原帰一著岩波書店2004年
21世紀の平和学 : 人文・社会・自然科学・文学からのアプローチ吉田康彦編著/岡本三夫 [ほか著]明石書店2004年
はじめて出会う平和学 : 未来はここからはじまる児玉克哉, 佐藤安信, 中西久枝著有斐閣2004年
武装解除 : 紛争屋が見た世界伊勢崎賢治著講談社2004年
世界中のこどもたちが103平和を作ろう!絵本作家たちのアクション著講談社2004年
Peace : 戦争と平和のアルファベット絵本橋本勝絵と文七つ森書館2004年
ガルトゥング平和学入門ヨハン・ガルトゥング, 藤田明史編著法律文化社2003年
「平和構築」とは何か : 紛争地域の再生のために山田満著平凡社2003年
第9条と国際貢献 : 戦争のない世界を求めて勝守寛著影書房2003年
平和のための「戦争学」松村劭著PHP研究所2003年


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