特別展示コーナー"白黒つけない?あにまるず"

2025.12

今月の特別展示コーナーは『白黒つけない?あにまるず』です!
白い動物、黒い動物、白黒まざった動物が関連する資料を展示しています!


「白黒つける」とは「物事をあきらかにするさま」「明確にする」「はっきりさせる」という意味です。
その語源は囲碁から来ているというのが有力ですが、相撲からとも中国古典の「黒白文明」からとも…。
「白黒」というけれど、昔は「黒白(こくびゃく)をつける」と黒と白が逆転していたそう。
現在では白は強い方、黒は弱い方として使われますが古くは強い方が黒であり、
このことから「くろうと(黒人→玄人)」「しろうと(白人→素人)」という言葉があったとか。
いつから強い方が白になったのかは、はっきりしてません。
「白黒つける」という言葉の意味とは違い、なんだか曖昧ですよね。

動物にも白黒ついていたり、いなかったりしますが、その理由は何でしょう❓

ペンギン:海に潜っているときは上からの天敵から見つかりにくく、海中から上を見たときに海面の光に紛れて見つかりにくい。
パンダ:黒は熱を吸収しやすいので体の冷えやすい部分が黒くなっていて、光の具合で木に登った時天敵に見つかりにくい。
シマウマ:外敵の吸血バエが、縞模様を嫌う。肉食獣の多くは景色が白と黒にしか見えないので、白黒模様が保護色になっている。
…というように、保護色であったり、進化の過程でそうなったという説がありますが
はっきりしたことはわからないようです。
ちなみに、乳牛は改良品種のため白黒模様になったと言われています。




まぁ何事もはっきり決めつけすぎるというのは、ロマンがないのかもしれません🌸
世の中には、白と黒のカテゴリーにきっちりと分けられないことが山のようにありますので😊

◆◇『白黒つけない?あにまるず』は ◇◆
☆★☆ 1月末まで展示しております! ☆★☆

*☆*―*★* 図書館へぜひお立ち寄りください *★*―*☆*
*☆*―*★* お待ちしています📚 *★*―*☆*